アリスター・スコット氏が見るベトナムの自動車市場
ジャガー・ランドローバー(JLR)アジア太平洋地域ディレクターのアリスター・スコット氏は、ベトナムの自動車市場について次のように評価している。「過去数年間ベトナム市場は、力強い成長を示しました。特に高級車販売領域においては2桁の成長率を達成した年もありました。ベトナム市場は大きなポテンシャルを秘めており、将来的には力強い成長が見込まれると信じています。現在の経済の低迷は自動車産業全体にも大きな影響を与えていますが、その影響は短期的なもので、収益性の高い事業の維持は可能だと考えます。電動化は短期的なトレンドではなく、数世代にわたる自動車産業で最も大きな変革の一環です。2025年からは次世代のRange Rover電動SUVの生産を開始する予定です。2024年にはベトナム市場だけでなく、全世界の市場全体に活気が戻ると信じています。」
安い車を買うチャンスはもう終わり?価格上昇の兆候
2023年第4四半期には自動車価格が底打ちし、一部のB、Cクラスのモデルの価格がAクラス同等の価格にまで引き下げられるという驚くべき事態も生じました。ベトナム自動車メーカー協会(VAMA)のDao Cong Quyet広報部長は、国内生産車に対する登録料の50%引き下げが終了する2023年12月の需要増、テト前の中古車の需要増、さらに世界的なインフレと為替の影響による部品や完成車の輸入コストへの影響などにより、2024年以降自動車市場は現在のような低価格水準を保つことはなくなるであろう、と予測しています。
チュオンハイ自動車会社は、昨年5月からすべてのモデルについて1億〜1.37億VNDの値引きが適用されていたMazda CX-5の一部のモデルの価格を、部品の輸入コストの増大を理由に、5,000万VND引き上げました。メルセデスベンツ・ベトナムは、世界的インフレの高進を理由に、2024年1月1日から5つの輸入車モデルの価格を5,000万〜1.2億VND引き上げることを発表しました。
企業はテトに向けて移動・購買需要が増加することにより、車の販売台数と価格も上昇し、自動車市場がより活気づくことを大いに期待しています。ただし、自動車の需要は2023年12月と2024年1月をピークに、その後は減少することが予想され、2024年の自動車需要が依然として低い場合、企業は需要を刺激するために価格を引き下げ、車の価格を低水準に保つ他に手段がないとする意見もあります。
引用元: vov.vn 2023年11月29日 / tapchitaichinh.vn 2023年11月25日