睡眠に特化した旅行「スリープ・ツーリズム」がベトナムに浸透

オンライン宿泊施設予約サービスBooking.comが、新旅行トレンドについて調査した「2024年旅行傾向予測レポート」を発表した。同調査結果から、過剰なストレスや睡眠障害に悩まされる人が多いなか、そのひとつの解決策として、従来の旅行の魅力を感じながらも、質の高い睡眠を取ることに注目したスリープ・ツーリズムのニーズが高まっていることが明らかになった。

アジア太平洋地域全体で見ると旅行者の66%が「妨げられることなく良質の睡眠が取れる旅行をしたい」と回答している。同回答率が最も高かったのは中国で83%、次いでタイ75%、韓国70%、インド68%、シンガポール67%との結果であった。ベトナム人旅行者の同回答も67%に達し、シンガポールと並び5位となった。以降は台湾55%、オーストラリア53%、日本51%と半数程度の回答が続いた。

7割近いベトナム人が良質の睡眠が取れる旅行を求めていることを受け、観光業界も変化と工夫を強いられている。宿泊施設はより多くの設備・サービスを提供し、旅行者が健康的でリラックスした休暇を過ごせるような取り組みを行っている。大気質、気候、食文化、自然環境など、旅行者の快適な眠りの助けとなるような観光地の情報を提供するアプリも充実させている。一年を通して涼しく新鮮な空気と美味しい食事が楽しめるダラットと、海に近く静かなリゾート地が多く、利便性も良いダナンは、ベトナム国内で最もスリープ・ツーリズムが盛んな地域となっている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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