チーズコインケーキ、手擦りレモンティー、バケツ入りの大容量ミルクティーなど、昨年様々なグルメトレンドが生まれたが、テト明け第1号となるグルメトレンドは「燃えるケーキ」で決まりのようだ。
「自己燃焼ケーキ」とも呼ばれるこのケーキは、一見すると普通のフレッシュクリームのホールケーキのようだが、従来のケーキと違う点は、表面に薄いウエハーペーパー(ジャガイモのでんぷん、油、水などを原料とした可食シート)が被せられていること。火を灯すとウエハーペーパーが細かい火花と共に燃えて消え、下に隠れていたメッセージが現れるというドラマチックな演出ができるのが特徴。誕生日、記念日などの特別な日に大切な人へのメッセージを伝えるためのサプライズツール、プロポーズの演出として注目されている。
現時点ではまだこのケーキを取り扱っている店は限られているが、オリジナリティと視覚的インパクトが非常に高く、ネットを中心に騒がれていることから、飲食業界では新たなトレンドとなりつつある。ハノイ市とホーチミン市では、客の要望に応えるためにすでに多くの店が燃えるケーキを導入し始めている。ウエハーペーパーは無味無臭。メッセージは食用色素でウエハーペーパーに直接印刷されている。
美味しさ、視覚的美しさ、ワクワク感、サプライズを詰め込んだ燃えるケーキは、多くの人の好奇心を刺激している。燃えるケーキは今後も飲食業界で文字通り、新しいトレンドの「火付け」役として注目され続けるかもしれない。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!