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初詣はもうお済みですか?ベトナムの旧正月を締めくくる元宵節|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

新年最初の満月の日、元宵節(上元節)にあたる新暦の2月5日、各地で元宵節祭りが開催され、人々は伝統的な食べ物、水墨画や書道などのストリートアート、民俗芸能や遊びを楽しんだ。

中国の伝統的な祝日として2000年程前に始まった元宵節は、ホーチミン市の華僑の人々にとっても大切な祝日のひとつ。旧正月の締めくくり、春の訪れを意味する日であり、この日を境に新年の営業を正式に再開する店なども多い。先祖を偲び、家族の幸せ、平和、豊穣、繁栄などを祈る機会でもある。

旧正月についてはさまざまな言い伝えがあるが、農耕に関連するものが多い。元宵節を過ぎると本格的に耕作作業が始まるため、各地の農家はこの時期に先祖に感謝し、降雨祈願・晴天祈願・五穀豊穣祈願の儀式を行うと同時に、畑仕事の準備を急ぐ。また元宵節は、灯籠を掲げて仏を祭った仏教の習俗に由来するという説もある。

ホーチミン市の華僑の街チョロンでは、長く連なる赤い提灯で通りが鮮やかに彩られ、家々や寺院も華やかに装飾された。特にティエンハウ廟(天后宮)やオンボン寺の周辺はたくさんの人で賑わい、寺院を訪れた人々は献灯・献香し幸運と平和を祈った。通りでは伝統歌劇団、獅子舞、ストリートパフォーマーらが中国の伝統的な文化を披露し、一年の豊穣、国と民の安寧と開運を祈願。1200人を超える観客が集い例年以上の盛り上がりをみせた。

華僑の人々にとって、旧正月は祖先への敬意を表す大切な行事でもあることを理解しておきたい。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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