4月28日朝ホーチミン市にてサイゴン川に架かる第2トゥーティエム橋の開通式典が開催された。度々工事が中断したことにより完成が遅れたが、同日午後の一般車両通行開始を以て、ついに正式開通となった。
2015年に着工された第2トゥーティエム橋の建設費は約3兆1,000億ドン。7年の工期を経て、国家統一47周年とほぼ同時に、橋も無事に竣工を迎えた。サイゴン川に架かる橋のなかでも最も重要な位置に架かる、第2トゥーティエム橋。6車線ある斜張橋には、ラッシュアワーの渋滞緩和、移動時間の短縮への貢献が期待されている。また建築物としての美しさも特徴的で、都市の新しいシンボルとして、観光の促進にも一役買ってくれそうだ。
28日午後5時近く、ホーチミン市側のフェンスが開かれた。都市交通の利便性向上の観点でも大きな意味を持つこの新しい橋の開通を喜ぶ多くの市民が、開通と同時に橋を渡ろうと、数時間前よりフェンス前で待機していた。
「堂々とした橋の外観が素晴らしい」「2地区間が接続されることで、移動がより楽になる」「移動距離が縮まり時間短縮が期待できる」「地区間の運送もスムーズになる」などが大半の市民の共通意見。しかしなかには、「橋梁本体の照明システムがまだ不明で、第2トゥーティエム橋は不完全な状態だ」「都市の新しいシンボルとなるには、その価値を高める照明システムへの投資が必要だ。成功すれば、第2トゥーティエム橋は地域を代表する雄大な橋となる」などの意見もある。
編集ライターB?o
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