ベトナム計画投資省はこのほど、ベトナムの2022年の国内総生産(GDP)伸び率が前年比5.5~6%になるとの見通しを示した。消費者物価指数(CPI)の上昇が懸念されるものの、GDPは5%を超えるとみている。
ベトナムの2022年第1四半期(1~3月)のGDP伸び率は前年同期比5.03%となった。また第1四半期のCPI伸び率は前年同期比2.1%で、計画投資省のチャン・クオック・フオン副大臣は「マクロ経済指標は安定しているため、インフレは落ち着いている」と説明する。
とくに事業環境指数はすでに新型コロナウイルス流行以前の水準に回復している。2022年に入ってからこれまでに新規に登録された企業の数は5万社近くに上った。これは四半期ごとの登録企業数では過去最大だ。
ただし、エコノミストらはベトナムが依然として新型コロナウイルスの抑え込みに苦慮しているとともに、エネルギー価格の不安定化やロシアとウクライナの戦争など不安要素があるため、最悪のシナリオでは2022年のベトナムのGDP伸び率は前年比4.5%にとどまるとみている。
引用元:Viet Nam News 5月16日
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