煩雑なビザ手続き、投資拡大の妨げに=産業界

ベトナムの煩雑なビザ(査証)手続きが外国直接投資(FDI)の妨げになっている――。産業界からこうした声が出ているという。

Schaeffler Vietnamのグエン・スアン・タン会長は「生産ラインや技術関連のサポートのために外国人の専門家を招く必要がある。外国人専門家が30日以上ベトナムに滞在する場合、ホーチミン市の入国管理局に従業員を派遣してビザ手続きをする必要がある」と説明する。

一方、ビザ手続きは常に円滑に進むわけではなく、手続きが遅れると外国人専門家がスケジュール通りにベトナムに入国できず、生産に影響が出ることもあるという。
また日系企業の幹部は「日本人の専門家をベトナムに招へいした際、ビザ手続きのために入国管理局の事務所で非常に長く待ったことがある」と話す。

さらにベトナム欧州商工会議所のジャン・ジャック・ボウフレット副会頭は「ビザ手続きに時間がかかりすぎるため、外国人専門家を招くことができないという話を複数企業から聞いている。企業を支援し、事業環境の透明性を改善するための政策の導入は重要な議題だ」と強調。さらに、ビザ手続きの簡素化と重要プロジェクトにかかわる外国人の在留期間を現行より長く設定するよう呼び掛けている。

引用元:Viet Nam News 9月26日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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