アイスティーはベトナム人にとって、道端の屋台での何気ない会話などといった日常のひとコマと強く結びつく、馴染み深い飲み物。そのベトナムのアイスティーを創造性と洗練されたテクニックによってレベルアップさせたある日本人男性の動画が、大勢の人を驚かせた。
バーテンダーと思われる一人の日本人男性が複雑な工程で鮮やかにアイスティーを作る様子を撮影した短い動画が、2025年2月にYouTubeに投稿された。男性は普通のアイスキューブは使わず、まず袋に入った大きな氷の塊を取り出し、アイスピックを使って慎重に小さな氷片に分けた。次に彼は氷片の各面を鋭いナイフを使って削り、用意しておいたコリンズグラスにぴったり合う完璧な長方形の氷片に整えた。お茶は急須ではなく、2つのステンレス製のミキシングカップと茶漉しを使って丁寧に淹れられた。男性はミキシングカップに茶葉を直接入れて熱湯を注ぎ、茶漉しを使い液体だけをもうひとつのミキシングカップに移すと、バースプーンで混ぜ、グラスの中にぴったりと収まっている氷の塊の上に静かに注いだ。透明なグラス、萌黄色の液体、繊細な氷の組み合わせが調和し、上質の一杯が完成する。ひとつ一つの動作が緻密で技巧に富んでいて、見ている人にまるで芸術作品を楽しんでいるかのような満足感を与える。
ベトナム人の素朴な生活様式と強いコミュニティ意識を反映したシンプルなアイスティーの重要性と価値が、日本の美意識と日本の文化にみる繊細さによって強調された。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!