ハノイの不動産会社が流した「カットバ島への社員旅行への参加を拒否する従業員には解雇を言い渡す」という内容の社内通知文書が、ソーシャルメディア上で議論を巻き起こしている。当該企業は「社内活動への参加を拒否する従業員は、集団意識と協調性に欠けており会社に適さない」と判断したのが理由としている。
この文書がソーシャルメディア上で共有されるや否や、多くの意見が寄せられた。「会社の規則を遵守すべき」「社内活動は、お互いの理解と結束を高める、チームビルディングの機会。会社側がそのような決定を下すことは悪いことではない」などの意見も一部では見られるが、「このような理由で従業員を解雇するのはあまりにも不合理」「参加するか否かは各従業員の自由」といった否定的な意見が大多数だ。
議論が巻き起こったことに対し、同社の代表者は「ソーシャルメディア上での騒ぎや論争には興味がない。社員旅行には従業員全員が意欲的に参加した。同理由で解雇された従業員はいない」とコメントしている。
近年、多くの企業や組織において、大小様々なチームビルディングプログラムが導入されている。旅行や各種アクティビティは、従業員同士が心を開く機会、企業や組織の共通の価値観を浸透させる良い機会になる。しかし従業員側にもそういった活動への参加を拒否する特別な理由があることもある。従業員への配慮なく企業側が毎年定期的にチームビルディングプログラムを実施するのは不合理と考える人が多いのが実情のようだ。
編集ライターB?o
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