鍋の具材がコンベア機で運ばれてくる回転鍋はベトナムではすっかり馴染みのスタイルになっているが、最近ビンズオン省に他とは少し違う回転鍋の店がオープンした。この店では鍋の具材がコンベア機ではなく、店内を流れる水に乗って運ばれてくる。
店内に設置されているのは、全長30メートルの3列のレーンで、サーモン、ロブスター、イカ、牛肉、肉団子、生野菜、きのこ類、麺、ケーキなど、一度に400皿が流せる。ウォーターポンプによって作られる水流に乗って、食材がテーブルの横を次々に通過していく。オーナーのリンさんは「水が流れるレーンは一見シンプルなようで、実はその設計と操作は非常に難しい」と話す。
故郷を離れて独立し、新しいものを探し求めてきたリンさん。木材会社の従業員として過ごした6年間を含め、ビンズオン省を生活の拠点として10年。地域の飲食業界の状況や人々の好みも熟知している。同省内に3つのファミリーレストラン、鍋料理店、炭火焼店を続けてオープンさせたが、新型コロナウイルスの流行により一時的に閉鎖した店も。厳しい状況に苦しむ従業員のため、お客様の満足度をあげるために、回転鍋店のオープンに乗り切った。3か月にわたり勉強と試行錯誤を重ね、約10億VNDを費やしてついに、水が流れるレーンを独自に開発、完成させた。
料金は13万9,000VND。9種のベーススープと水に流れて運ばれる各種具材を楽しむことができる。レーン内の水は毎日交換し、衛生面にも留意している。
店名 | Lau – nuong Bang Chuyen Nuoc Ho Song Bien |
住所 | Nguyen Tri Phuong St., Thu Dau Mot City, Binh Duong |
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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