NEC、国民IDシステムの実現に貢献

日本電気株式会社(NEC)は4月28日、ベトナム公安省(MOPS)に顔と指紋を組み合わせたマルチモーダル生体認証システムを提供し、政府の進めるデジタルトランスフォーメーション計画の一部である新しい国民IDシステムの実現に貢献したと発表した。

今回提供したマルチモーダル生体認証システムは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界ナンバーワンの認証精度を有する顔認証技術と指紋認証技術を統合し認証を行う。これにより、厳格な本人確認が必要な利用環境においてもセキュアかつ高速な認証が可能となる。国民IDシステムにおいては、デジタルIDカードの新規発行時や社会保険等の行政サービス利用時の本人確認に利用され、IDの重複発行や不正利用の防止を支援する。

なおNECは、現地のパートナー企業とともに、従来システムから1600万件におよぶ国民のデータをシームレスに移行・統合することにも貢献した。

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