9月23日公園からニャーベー地区に向かう86番のバスは、20日のベトナム女性の日、花と贈り物で溢れていた。仕掛け人はこのバスの運転手、レ・スアン・フイさん。この日彼はバラ、チョコレート、キャンディーなどを大きなバスケットいっぱいに用意し、車の後部にもたくさんの赤いバラを積み込んだ。
フイさんが運転するこのバスは、市内ではちょっと有名。このバスの運転手を初めて5年になるフイさんは、女性の日や子供の日などのイベントの度にアイデアを出してかたちにし、バスの乗客たちを喜ばせてきた。今年3月の国際女性デーにも、700万VND以上を費やして乗客のための花やギフトを購入した。今回も前日の夕方に11区まで花を買いに行き、翌日午前5時30分、たくさんの贈り物を乗せてバスを出発させた。年配の女性から若い女性、子供まで、バスに乗車した女性全員にフイさんは心を込めて真っ赤なバラの花を贈った。
思い掛けずバスの運転手から花を受け取った年配の女性のなかには「女性の日に初めてプレゼントをもらった」という人も多く、驚きと喜びの声をあげた。家族ですら気にも留めない「女性の日」に、女性として誰かから感謝の気持ちを示されたことに感動し、とても幸せな日になったと彼女たちは言う。「今回はバラの花50本と100万VNDの予算しか用意できませんでしたが、気持ちを届けることができたなら嬉しいです。女性たちを少しでも幸せにできるのであれば、無駄ではないと思っています」とフイさんは話す。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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