毎年中秋節には、子供たちに馴染みのあるキャラクターが施されたランタンやランプ、伝統的な玩具が人気を集める。ハノイ市・ホーチミン市内のランタン店や玩具店は、年々ますますユニークな製品を好む消費者のために、中秋節に向けてさまざまなランタンを多数生産していたが、今年は手作りのウサギのランタンが人気を博した。
その人気ぶりは、TikTokで「ウサギ ランタン」と検索すると、無数のコンテンツがヒットすることからも伺える。多くの人を魅了したウサギのランタンは、木製の持ち手に吊られた小さなLEDライト入りの竹製または籐製のミニバスケットに手作りのウサギが付いたとても素朴な商品。
ホーチミン市では、ランタン通りとして知られる5区のルオンニューホック通りや11区のフービンなどで大量に販売された。販売価格は1個4万～7万VND。ほとんどの商品に3種の点灯パターンがある LEDライトが仕込まれている。ハノイ市では、中秋節の装飾品・玩具販売店が並ぶハンマー通り、ルオンヴァンカン通り、ハンルオック通り、ドンスアン市場などがウサギのランタンで埋め尽くされた。一部の店では1日300個以上も販売されている。
購入客は「小さく美しく斬新」「撮影用のアクセサリーとして、SNSで話題のランタンを購入した」「中秋節後も使用するつもり」などと話す。売り手の中には、全体的なデザインはそのままに、ウールやベルベットなどの異素材でウサギを作り、プレミア感を演出して販売する店もある。
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