ハノイの秋の味覚、青未熟粒「コム」を使った料理が例年以上に人気 

秋が近づき、朝夕には涼しさが感じられるようになったハノイ。週末に友達を誘って外出したり、旬の味覚をじっくり楽しんだりするのに最適の季節が訪れた。旬の食べ物には常に敏感なハノイ市民が今、好んで食しているのは、緑のもち米「コム(c?m)」を使った料理。コムは成熟が不十分な青未熟粒のことで、10月のコメの本格的な収穫時期の前であるこの時期にのみ食すことができる。

旧市街では、秋の空気を肌に感じながら、通りに座っておこわ(x?i c?m)やチェー(ch? c?m)などのコム料理と一緒にアイスコーヒーを味わう若者たちの姿を頻繁に目にする。大聖堂周辺では週末になると、コム料理が何列にも並んで売られる光景が見られるようになった。今年の秋は例年に比べて教会周辺のコム料理を販売する店舗の数も増えているが、それでも店によっては混雑が絶えない店もある。

緑のもち米を使った料理は、古くからハノイの秋の代表的な料理として知られてきた。緑のもち米を食べることは「ハノイで秋にすべきこと」のリストに含まれていると言っても過言ではない。 大聖堂を眺めながら、エッグコーヒーと一緒に香り豊かなコム料理を味わえば、気分はすっかりハノイっ子。強い日差しはまだ残っているが、真夏よりもはるかに過ごしやすくなったこの季節、週末のニャートー通りに多くの若者が集まるのは不思議ではない。周辺のカフェの中には屋台の料理を持ち込みできる店もあり、通りを眺めながらカフェでの時間を楽しむ人も多い。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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