オレンジの価格が1kg当たり500～2000VNDにまで下落し、ヴィンロン省のオレンジ生産者は困難に直面している。この状況を知ったホーチミン市の若者たちが立ち上がった。彼らは自らヴィンロン省の農家に出向いてオレンジを大量に購入しホーチミン市内に運ぶと、市場や歩道で屋台を立ち上げ、「オレンジを救おう」という看板を掲げて1kg当たり5000～1万VNDで販売した。
同市内には、農家の人々が育てた農産物を廃棄せざるを得ない状況から抜け出せるよう、オレンジの消費に積極的に貢献している中小企業、商店、レストランもある。7 区のチャン・スアン・ソアン通りにあるカフェは、オレンジティーを販売開始。「ヴィンロン省の農家が苦境に陥っていることを知り、このメニューを考えました。オレンジティーは1杯1万5000VNDで販売しています。農家支援のために同ドリンクをお買い上げいただいたお客様にはオレンジ1kgをプレゼントしています」と店主は話す。
今回立ち上がった若者たちは、食品や農産物に関する動画制作を専門とするコンテンツクリエイターが中心。グリーンハウスの様子から市内でのオレンジの販売の様子に至るまで、SNSで情報を発信している。これを見た多くの人がオレンジを買いに来てくれ、農家から購入した20t以上のオレンジは1週間で売り切れた。現在では何百もの団体・個人が西部のオレンジ農家に出向いてオレンジを購入し、市内で非営利販売を行うことで農家の支援を試みている。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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