ジェトロ・ホーチミン事務所は11月22日、ベトナムのスタートアップエコシステムにおける日本企業とベトナム企業の連携及びビジネス拡大の促進を目的に、「STARTUPS Connecting Hub – Pitch & Meet in Ho Chi Minh」をホーチミンで開催する。本イベントでは、現地スタートアップによるピッチセッションや、日本企業とのビジネスマッチングを実施し、各参加者が最適なコネクションを見つけることができるよう支援する。
日本は、常にベトナムにとって最大の投資国の一つであり、毎年数十億ドルの資金を提供している。計画投資省によると、2022年の最初の10カ月間に、日本の投資家がベトナムで166件の新規事業に出資し、その登録資本金は29億5000万米ドルにのぼった。ベトナムに進出する日本企業の割合は、アジアで最も高い。
これは両国が二国間の戦略的ビジネスパートナーであり、独自の強みと価値をもたらしていることを示している。日本企業が技術的専門知識、海外流通チャネル、豊富な資本を提供する一方で、ベトナム企業は豊富な労働力と急成長する市場向けのノウハウを提供する補完関係にある。特にスタートアップのエコシステムには、強い相乗効果がある。ジェトロは、ベトナム国家イノベーションセンター（NIC）とイノベーション協力のためのMoUを締結した後、両国の企業間のパートナーシップを積極的に推進している。この11月22日にホーチミン市で開催される「STARTUPSConnecting Hub」は、その次のステップとして、日本の企業、アーリーステージの投資家、そしてベトナムの起業家が一堂に会するイベントである。
このイベントは、ベトナムで最も活気のある都市の中心で、日本とベトナムの企業間の橋渡しをすることを目的としている。本イベントでは、ベトナムの有望スタートアップ企業12社の登壇者がビジネスアイデアを発表し、投資家からの意見聴取や資金調達の可能性を探る。登壇企業は、物流、フィンテック、サプライチェーン、省エネルギー、教育など、様々な産業分野で事業を展開しているスタートアップ企業。一方、日本企業は、スタートアップの動きについて貴重な知見を得ることで、事業拡大の機会や投資を模索することができる。
2022年は日越外交関係樹立50周年にあたるため、本イベントはより重要な意味を持つ。ジェトロはビジネスネットワークを高め、関連する知識を交換するための有意義なフォーラムを立ち上げる。今後、「STARTUPS Connecting Hub ? Pitch & Meet in Ho Chi Minh」が、次世代のコラボレーションと協業の契機となることが期待される。
お問合せ
ジェトロ・ホーチミン事務所（木原、キム）
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| メールアドレス | VHO-PRO@jetro.go.jp |
● 言語： 英語
● 参加費：無料 ※要事前登録