ここ数日、気温が急激に下がり、北部の山岳地帯では雪や樹氷が見られた。ベトナムではなかなか見ることのできない樹氷が見られるチャンスとあり、多くの若者たちがバックパックを抱え、山岳地帯に足を運んでいる。雪や樹氷が見られたのは気温が10度以下まで低下したカオバン省のビンリエウ、クアンニン省のイエントゥー山、ハザン省のメオヴァク、ランソン省のマウソン山などの一部で、なかには気温が0度以下まで下がった地域もあったと報告されている。
寒波の影響を最も大きく受け、あらゆる人工建造物や木々が氷に覆われたランソン省のマウソン山は、これらの地域のなかでも特に目立った。自然が作り出す氷の彫刻、美しい白銀の世界に惹き寄せられた多くの地元住民、好奇心旺盛な若者たちが続々とマウソン山に登り、ベトナムの冬絶景を楽しんでいる。また海抜1930mに位置し、カオバン省の屋根と呼ばれるフィアオアック山地でも樹氷が見頃を迎えている。氷に覆われた木々が純白の光を放つ様子を一目見ようと観光客が急増し、山への道路は渋滞しているという。
寒波のなか何千もの観光客、アウトドア愛好者が山々を訪れ、雪や樹氷と一緒に写真や動画を撮っている。珍しい自然現象をとにかく間近で見たいという人、ベトナムの自然の氷・雪を食べてみたいという人、何でも凍りついてしまうのか屋外で飲食をして実験する人、若者たちはいろいろな形で楽しい時を過ごしている。氷の層で包まれた山々はまるで時が止まったかのようにも見える。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!