タイビン省ドンフン県の、水田に囲まれたユニークなカフェ「MAP CAFE」が若者たちの間で話題になっている。ラーメン屋台のような素朴な木製のリヤカーが緑豊かな水田に囲まれた小さな道沿いにぽつんと建つ光景は、異質なようでいてなぜか馴染みが良く、穏やかな風景を作り出している。
同店をオープンするきっかけについて店主は「デジタルデバイスに囲まれた忙しい生活から一時的に離れ、静かな田園風景のなかでお気に入りのドリンクが楽しめる、お客さまの日常に変化の風を起こすような空間を提供したいという思いで始めました」と話す。水田の鮮やかな緑を背景に、美しい夕日を浴びて哀愁漂うユニークなカフェはとてもフォトジェニックで、多くの若者が同地を訪れ多彩な写真をSNSで共有している。
田園カフェ「MAP CAFE」の営業時間は午後4時30分〜午後10時。最も混雑する時間帯は、周囲の田園風景がオレンジ色に染まる日没直前の時間帯。コーヒー、フルーツティー、ミルクティーなどメニューはシンプルで、価格は1杯2万~2万5000VNDと、学生も地元の農家の人々も頻繁に利用しやすい価格設定となっている。SNS上のコメントのなかには、水田の中央にあることに対し、交通の妨げになる可能性や農薬の臭いなどを懸念する意見もあるが、自然とのふれあいや穏やかな環境を求める人々にとって、新しい体験をもたらす魅力的な目的地であることは間違いない。農薬散布時や雨天時は安全確保のため一時閉店している。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!