中秋節までまだあと1か月以上あるが、ホーチミン市5区のハイトゥオンランオン通りなどには、中秋節に使われる色とりどりのランタンや装飾品、玩具がすでに並び始めている。なかでも特にホーチミン市の「ランタンの楽園」と呼ばれる市内最大のランタン通り、ルオンニューホック通りは、毎年旧暦の7月になると華やかに装飾され、中秋節を待ち望む市民や観光客の気持ちを一層盛り上げてくれる。
伝統的なものから現代的なものまで、様々なデザインのランタンによって真っ赤に染まるこれらの通りは、若者や観光客にとっては絶好の写真撮影スポットとなっている。商店の人々は非常に親切で、中秋節に向けて準備をする買い物客だけでなく、見学目的で訪れるだけのランタンを購入しない観光客も暖かく迎えてくれることが周知されるようになり、多くの観光客が訪れるようになった。
今年の中秋節用の商品の価格は、昨年とほぼ同程度に保たれている様子。商品は、伝統的な星型ランタン、鯉型ランタン、蝶型ランタン、丸型ランタンから、現代的な電動式のランタン、人気のアニメキャラクター、ストロベリーベアー、少し前に若者の間で大ヒットしたウサギのランタンまで、様々なデザインが揃っている。例年流行を反映したデザインが生まれるが、今年はカピバラやLABUBUのランタンが登場するそうだ。価格はサイズによって異なるが3万VNDから購入できる。旧暦の8月に入ると、通り全体がさらに賑わうことが予想される。写真を撮りたい方はお早めに。
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