浄水器・シャワートイレのある 便利で安心な生活ならNASKへ

ホイアン市民には少々不満も…新しい姿に生まれ変わった来遠橋

2万VND紙幣にも描かれているホイアン市の旧市街にある太鼓橋「来遠橋(Lai Viễn Kiều)」は、歴史的・文化的遺産として名高いだけでなく、地元の人々にとっての大切な誇りでもある。400年以上の歴史が刻まれてきた同橋はこれまでに何度も修復が行われてきたが、この度約1年半かけて行われた大規模な修復作業が完了。新しく生まれ変わった姿が議論を呼んでいる。

来遠橋は、古都ホイアンにおける最も価値ある建築文化遺産のひとつ。同地を訪れる多くの観光客が必ず立ち寄る魅力溢れる観光地となっている。クアンナム省に現存する唯一の日本人によって建設された歴史的建築物で「日本橋」の別称でも親しまれ、何百年もの間、日本とベトナムをつなぐ架け橋、両国の深い友好関係のシンボルであり続けてきた。

今回の大規模な修復作業によって大きく変わったのは、瓦屋根と装飾の色が極端に鮮やかで明るい色になったこと。この変化はホイアンの昔ながらの風情を愛する多くの人々に、大きな戸惑いと驚きをもたらした。多くの人が「新しく塗り直された塗装によって以前のノスタルジックな雰囲気が失われてしまった」「違和感がある」など否定的な声をあげている。

400年にわたりホイアン市の住民たちによって大切に保護されてきたものの、老朽化、オーバーツーリズムの影響、洪水被害などにより、同遺跡は大規模な修復が必要な状態にあったのも現実。風情は多少失われたが、来遠橋が紡いだ歴史、文化的意味は残り続けるだろう。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
PAGE TOP