電子産業、バリューチェーンでのポジション確立が課題

統計総局によると、年初5カ月における輸出品目の中で好調だったのは、コンピューター、電子機器・部品（前年同期比31.6％増の約270億1000万米ドル）。電話機・部品（同11％増の約224億米ドル）の輸出では、ベトナムは世界2位を誇る。

電子機器、コンピューター・部品が輸出総額に占める割合は、2011年で4.8％、2015年で9.6％、2023年で16.2％と好調だ。商工省によると、ベトナムにおける電子産業の発展は、韓国や日本などの外国投資によるところが大きい。さらに研究開発案件の誘致により、製品の多様化にも対応、国内外の幅広い需要に応える電子機器の生産が可能となった。

商工省によると、今後は、国内企業が競争力を向上して、世界のバリューチェーンに密に関わって輸出拡大を図り、国際市場でポジションを確立することが課題となる。

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