ホアンキエム地区のロースー通りとヴォイ通りの交差点にある国家証券委員会の建物周辺に多くの若者が集まっている。4月末からの連休中、連日40度近い暑さに見舞われたにもかかわらず、若者たちは写真を撮るためだけにこの場所に足を運んでいた。
フランス植民地時代にはプイアン通りと呼ばれていたこの通りは、1949 年にロースー通りと改名され、現在もその名で親しまれている。かつてこの通りには、木製家具店とハンスー(Hàng Sũ)と呼ばれる衣類を販売する店が軒を連ねていた。
歴史あるこの通りが注目され始めたのは4月中旬頃から。「本格的なヨーロッパの雰囲気が醸し出せる壁」と称されSNS上で写真と動画が多数投稿されたのをきっかけに、現在でもたくさんの人が訪れている。建物前の通りは交通量が多く信号もあるため、安全に撮影ができるエリアには限りがあるが、若者たちは炎天下にもかかわらず辛抱強く列を作り、順番待ちをしていた。
写真を撮るためにこの場所に来たチュクさんは、長い列を見て「この時間であれば人が少ないだろうと思って早めに写真を撮りに来たのですが、着いた時にはすでにたくさんの人がいて驚きました」と話す。午後3時頃から若者が集まり始め、遅くなるにつれてその数はどんどん増えていく。シンプルな服装でも素敵な写真を撮ることができると、皆楽しそうにしていた。同様にトレンドとなって近隣住人や店舗から苦情が発生した地域もある。引き続き、近隣地域や通行人への配慮を忘れずに。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!