在ベトナム日系企業、新型コロナの業績への影響と見通し

リーラコーエン・ベトナムは、昨年12月から1月にかけて国内の日系企業177社の業績動向を調査した。

アンケート結果では、第4四半期(10~12月)の売上に対する新型コロナウイルスの影響について、約6割が「マイナスに影響」と回答した。第3四半期(7~9月)から大きな変化はなく、感染拡大第4波からの回復に時間がかかっている状況。2022年上半期(1~6月)の見通しでは「どちらでもない」「プラスに影響」と回答した企業が56%と過半数を占める。IT関連、サービス業、コンサル関連の割合が高く、同業界の企業は回復期とみている傾向にある。

自社がコロナショックから回復する時期に関しては「すでに回復している(24%)」「22年上半期(18%)」「22年下半期(32%)」となった。前回の10月調査では「22年上半期」が全体の4割超えを占めていたが今回は18%に留まっており、回復期の予想が後ろ倒しになっている。

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