ホーチミン市1区の中心部、グエンティミンカイ通りで、ドー・ティ・ゴック・フオンさんが経営するベジタリアンレストラン「マントゥビーガン」では、30種類以上のベジタリアン料理が、たくさんの人の思いやりとともに、人々に振る舞われている。
ポケットの中には小銭すらなく、3日間食事をすることもできずにバス停で過ごし、友人から助けてもらったことがあるというフオンさん。その時彼女は自身の境遇を改善すること、それが叶った暁には、同じような境遇にある人を助けることで、お世話になった人たちに恩を返すことを約束したと言う。その約束を果たすべく彼女は2017年に「マントゥビーガン」をオープン。開店当初は数千万VNDの借金もあり、維持費のために故郷の土地を売ったことも。努力の甲斐あって2019年までに5店舗展開することができたが、新型コロナウイルス流行の煽りを受け現在はこの1店舗のみに縮小している。
店のコンセプトは、恵まれた境遇にある人が、そうでない人のために支払う。誰もが可能な範囲内で無理なく支払うことが許され、経済的余裕がある場合は多く支払って他の人の分を補い、貢献することができる。片付けまでがセルフサービス式のブッフェ式で、約20名の従業員が11時~14時、17時~21時の間に1日当たり3,000人近くのに食事を提供している。利用客は「来るのは2回目。広いお店だけど、ピーク時にはかなり混雑している。スープ、ご飯からデザートまで種類も多く美味しい」と話す。
編集ライターB?o
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