中国との往来再開、ベトナムの成長率2%押し上げへ=エコノミスト

中国との行き来が完全に再開すれば、ベトナムの国内総生産(GDP)伸び率を2%押し上げる効果がある――。投資ファンドのビナキャピタルで主席エコノミストを務めるマイケル・コカラリ氏はこのほど公表した報告書で、こうした見解を示した。中国からベトナムへの観光客が増えることで、ベトナムのGDPが押し上げられるという。

報告書では、「われわれは中国との往来再開はベトナム以外の東南アジア諸国(ASEAN)仮名国にベトナムより大きなインパクトを与えるとみている。これはほかのASEAN諸国が中国経済に大きく影響をうけているためだ」と説明している。中国はベトナムにとって最大規模の貿易相手国だが、中国経済の影響は限定的であるため、ベトナムのGDPに与える影響はさほどないという。

さらに今回の報告書は、「中国が新型コロナウイルス対策の各種規制を撤廃したことによる直接的な影響としては、中国の通貨の価値が5%上昇したことにより、ドンの価値が約5%上昇したこと」だと指摘する。

引用元:Viet Nam News 12月30日
※本記事はソースの翻訳情報のため、内容が変更される場合もあります。

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