TikTok上には多数のフードレビュー系動画が存在する。投稿者たちは常に高額を費やし様々な面白い食材や料理を調達しているが、最近では「オオグソクムシ」の実食レビューに、何十万ものコメントや反応が寄せられている。
オオグソクムシは深海に生息する節足動物で、ダンゴムシやフナムシの仲間。ベトナム近海で獲れるオオグソクムシは比較的大きく、体重は約1～2kgに及ぶ。灰褐色で光沢のある体は、バネのように丸まったり伸びたりし、下部には鋭く硬い脚と遊泳脚がある。食べ方は15～20分程、蒸すか焼くかのシンプルな調理法が一般的。食べられる部分の身の量が少ないので、しっかりと味を楽しむにはこの調理法が最適とのことだ。オオグソクムシの身は歯応えと甘味があり、脂も適度にあって、ウニ、シャコ、ロブスターに似た味わいだという。なかにはロブスターよりも美味しいという意見もある。
オオグソクムシは、クアンガイ省、フーイエン省、カインホア省などの海域で漁獲されることが多い。漁期は年に1回、3月中旬から5月末まで。養殖ではなくすべて天然のため、価格と希少性は高く、市場では1kg当たり60～150万VNDで販売されている。かつては輸出が主で1kg当たり280万VNDで取引されていた時期もあった。一般的な店に並ぶことはあまりなく、市場に直接注文するしかない。市場に出回っているのは大抵1kg以下のものであり、大きいのものは大変希少で事前予約と長い入荷待ち時間を要するとのこと。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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