ホーチミン市中心部グエンフエ通りの歩行者天国では、これまでも常に露天商と物乞いの姿が見られてきた。しかし最近その数が増加しており、市の文化的環境への悪影響が危惧されている。
毎日夕方になるとたくさんの露天商がグエンフエの歩行者天国に集まり始める。なかには少々強引な客寄せを行う店もある。彼らはプラスチック製の椅子を路上に置いて道を塞ぎ、通行人に声をかけ、執拗な売り込みを行う。パトロールの警察が近づくとすぐに商品を片付け、荷車を押して逃げていく。しかし数分して警察がいなくなると、露天商は再び元の場所に戻ってくる。荷車を押しながら慌てて大通りを渡って逃げる際に交通事故を招く可能性も十分考えられる。また同地域では、ライターや灯油などを用いて火を噴くパフォーマンスを行い、小銭を稼ごうとする8~15歳の子供たちのグループの姿も見られた。
グエンフエ通りの歩行者天国は、歩くスペースが確保されているわけでもなく、道路全面にプラスチック製の椅子と屋台が並び、市場のような雰囲気になっている。そこで販売されている飲み物や食べ物の品質は正直、販売価格には見合っていない。「写真を撮るように促されたが、後でお金を要求された」などの被害にあう観光客もいるようだ。付近には利用できる駐車場がいくつもあるにも関わらず、歩行者天国開催エリアの近くに駐車する人が多いことも問題となっている。「露天商の卑劣な商法を目撃した」などの証言も多く、政府による具体的な措置が望まれている。
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