ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2022年のベトナムの新車総販売台数は50万9141台に達し、前年の約41万台を大幅に上回った。新型コロナウイルスの発生から3年が経過し、ベトナム政府と各自動車メーカーが講じた景気刺激策が消費者の購買意欲の向上につながった結果となった。
メーカー別販売台数のトップはトヨタで、合計販売台数は9万1115台。近年最多の販売台数で、市場シェア25.4%という数字につながった。過去1年間にベトナムで最も売れた主力モデルのヴィオスが2万3259台、カローラクロスが2万1473台、新型のヴェロズクロスも1万4104台と大健闘した。2位はアクセント2万2645台、新型クレタ1万2096台を含む8万1582台を販売し、前年比15%増以上を達成した現代自動車。3位はK3とセルトスがヒットし6万729台を販売、市場シェア約17%を獲得した起亜。4位はMPV市場No1の人気を誇るエクスパンダーを中心に売り上げを伸ばし、3万9861台を販売した三菱自動車で、日本企業のシェア拡大に貢献した。
2022年の売れ筋はBクラスセダン、都市型SUV、MPVモデルであった。コンパクトなデザイン、手頃な車両価格、低燃費の3つの利点を備えたモデルが、少人数家族やサービスカーの需要に応じた。ベトナムの購買力の伸びは、マレーシアに次いで東南アジア2位。市場の可能性は依然大きく、今後数年間でさらに拡大し続けると専門家は予想している。
編集ライターB?o
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