アンジメックス・キトク(AKJ)が11月3日に「生産者総会」を開催

 1991年から南部メコンデルタ地方でジャポニカ米を生産する「アンジメックス・キトク(以下AKJ社)」が、11月3日に本社のあるアンザン省の農民組合館にて「生産者総会」を開催した。主力ブランド「富士桜」や業務用のジャポニカ米を生産・販売するAKJ社は、欧米諸国やアジア・オセアニア向けの輸出に加え、ベトナム国内の日本食レストランや一般家庭へ、美味しい日本米を提供している。

南部メコンデルタ地方でジャポニカ米を栽培しているAKJ社と契約農家

 毎年開催される同会では、アンザン省の農業農村開発局も参加し、今年の生産量・収穫量の結果報告と、500軒以上の契約農家から選出された代表農家のスピーチおよび表彰式が行われる。AKJ社はこれまで農薬の少ない栽培と品質管理への取り組みを積極的におこなってきた。今年5月に販売を開始した新商品「おゆきさんのこしひかり」はDNAで純度を鑑定した本物のコシヒカリ。代表の佐貫氏からは、消費者の安心・安全で美味しいお米の要望に応えられるよう、2021年も農薬を管理した本物のお米づくりを徹底していく方針が述べられた。

毎年行われる表彰式の様子

 米の収穫量と品質が保証されるAKJ社の栽培指導には、農家からも歓喜の声が上がる。アンザン省農民会・副委員長Cuong氏は、契約農家がAKJ社の指導を順守し、減農薬や指定の肥料を積極的に使用するよう強く呼びかけた。アンザン省農業農村開発局副局長Tho氏も、アンザン省の人民委員会へ報告し、AKJ社と契約農家が協力して取り組みしやすい体制づくりをさらに強化したいと語った。

代表の佐貫氏(左)と、副代表Chau氏(右)

 メコンデルタの恵まれた自然環境と日本の技術を組み合わせ、美味しい日本米をお届けしているAKJ社。今後の活躍に期待が高まる。

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