5月12日夜、何千人もの仏教徒がホーチミン市3区のファップ・ホア寺院に集まり、お釈迦様の生誕を祝い、ニュウロック運河での灯篭流しの行事に参加した。灯篭流しは、毎年お釈迦様の誕生日にファップ・ホア寺院が開催する行事であり、ホーチミン市最大のランタンフェスティバルとなっている。今年は午後6時開始の予定だったが、突然の大雨に見舞われ、1時間近く遅れた。大雨にもかかわらず多くの人が集まり、式典の開始を待った。
灯篭流しに参加した人々に加え、何千もの人々がそれを見学しようと運河の両側に集まった。それによりコンリー橋からレバンシー橋まで、ホアンサ通りとチュオンサ通りの2本の道路で交通渋滞が発生した。参加者の多くは若者だった。パンデミックが始まってから2年、人々が灯篭とともに送る願いは、自身と家族の健康、そして平和だ。
灯篭は一人一人に無料で配られ、人々はそこに願い事を書く。安全確保のため、寺院前の運河沿いにはボランティアスタッフが待機。ボランティアスタッフが人々から灯籠を受け取り、運河に流すかたちで行われた。願いが綴られた2,000を超える花灯篭に灯されたニュウロック運河には、人々の平和への想いが溢れた。
日本で4月8日に行われる灌仏会・花まつりにあたるお釈迦様の生誕祭(ウェーサーカ祭)はベトナムでは毎年、旧暦の同時期、満月の日に開催される。灯篭流しの行事は、国民の平和と心の平安を祈願することを目的に行われている。美しい景色に皆が祈りを捧げた。
編集ライターB?o
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