いつも利用客を驚かせてくれるレ・スアン・フイさんが運転するホーチミン市の86番バス。数日前からこのバスは心温まるクリスマスムードに包まれている。
長年バスの運転手として働くフイさんは、日々のストレスから解放されるため、また自身と乗客に喜びをもたらすために、過去4年間にわたり夫人の助けを借りながら、テトなどの祝日の度に自身の運転する車両に自費で装飾を施してきた。
今回フイさんが新しく揃えたデコレーションは雪だるま、クリスマスツリー、トナカイ、松の木、雪の女王、サンタクロースなど。キーホルダーや写真など、乗客に贈るプチギフトもたくさん用意した。季節のイベントに合わせて変化するこのバスは、毎回多くの乗客を楽しませている。バスの装飾には約300万VNDかかるが、装飾を施すことで喜ぶ乗客の姿が見られたり、自身と乗客、また乗客同士の結びつきを深めるきっかけができたりすることに、それ以上の価値があるとフイさんは考える。
車外の喧騒を忘れさせてくれるクリスマス仕様の86番バスに対して「車内が綺麗でとても心地よく親しみを感じます。一足早くクリスマスムードが感じられました」「運転手さんは素晴らしい！とても驚きました！」「こんなに可愛いバスは初めて。学校帰りはすごく疲れているのですが、このバスに乗って幸せな気分になりました」など、たくさんの喜びのコメントが寄せられている。日常の中に小さな変化と楽しみがある、いかにもサイゴンらしいクリスマスのワンシーンだ。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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