世界に約36万人の従業員を抱える名実ともに日本一の企業、トヨタ自動車。36万人もいれば様々な従業員がいるであろうが、ベトナムのトヨタ自動車には、なんと社名と同じ氏名の社員がいる。
ザライ省出身のト・ヨ・タ(T? Y? Ta)さんは、自動車修理工であった父親が選んだ名前について次のように話す。「私の父は『自分の人生は厳しく豊かなものではなかった。いつか自分の子供が生まれたときには明るい人生を送れるようにという願いを込めてトヨタという名前を付けたいと考えていた』と親戚に話していました。1990年に長男である私が生まれた時に、父の願いは叶いました。父は3人の子供を「ト・ヨ・タ」「ト・コロ・ナ」「ソ・ニー」と名付けました。」
彼は「学生時代には、名前のことで友達にからかわれ、泣いたり、自尊心が失われたりしたこともありました。大人になるにつれて、自分の特別な名前にも、順番待ちをしている時など、名前が呼ばれる度に、周囲の注目を浴びることにも慣れました」と続けた。幼い頃から車が好きで、高校卒業後には大学で自動車技術を専攻した。卒業後は機械製造会社で自動車エンジニアとして働き、その後チュオン・ハイ自動車に入社。2014年に念願叶ってトヨタ自動車に転職した。「Toyota」と「T? Y? Ta」の文字が並ぶ彼の名刺はインパクトがある。
ちなみに自分の子供には「ト・シー・バ」という名前を付けるつもりだったが、妻の反対を受けて普通の名前をつけたとのこと。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!