フォーを冷飯と一緒を提供するハイバーチュン地区の店が、ハノイのフォー好きたちの間で評判になっている。冷飯xフォーという組み合わせを目新しい食べ方と感じる若者たちは興味津々でこの店を訪れるが、7x世代(70年代生まれ)、またそれ以前の世代の人たちにとっては実は非常に「昔懐かしい味」なのだという。
このフォー屋では、フォーに加える冷飯を無料で提供している。冷飯を混ぜたフォーは多くの人に、首都ハノイがまだ厳しい状況下にあり、人々が困難な生活を強いられていた時代を思い出させる。当時の人々にとってフォーは、質素な家庭料理などではなく、贅沢な朝の贈り物であった。7x世代にとっては幼少期を象徴する一品が、新しい料理として現代の若者に受け入れられ、見た目のユニークさや手軽さも手伝って、大ブレイクしたのだ。
年配の客は「フォーに冷飯を混ぜることは特別なことではありませんが、フォーをこうして食べるのは本当に久しぶりです。物やお金がなくて苦労した時代が思い出されて、美味しさもひとしお。感慨深いです」と話す。若い客は「フォーに冷飯を混ぜると聞いた時は、すごく奇妙に感じましたが、少し柔らかめに炊かれたご飯は、自宅の冷蔵庫に保管されている冷飯とは異なり、フォーの汁の中に入れると、汁を吸って熱々で美味しかったです。試してみる価値ありです」「私の祖母はフォーにご飯を混ぜるのが好きで、私も子供の頃に真似をしていました。子供の頃の味を久しぶりに味わえました」などと話す。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!