次世代に歴史を伝える サイゴン・ザーディン特殊部隊博物館が開館

去る9月2日の建国記念日には、多くの若者がホーチミン市の史跡に足を運んだ。なかでも最も注目されたのは、1区タンディン街区チャンクアンカイ通り145番地に開館した、サイゴン・ザーディン特殊部隊博物館。同博物館には、武器、通信機器から家庭用品にいたるまで、数十年にわたって収集、保存されてきたサイゴン・ザーディン特殊部隊の遺物や文書、約300点が収蔵されており、7つの分野に分かれて展示されている。かつてはトラン・ヴァン・ライ(別名ナム・ライ)氏の管理下、サイゴン特殊部隊の秘密作戦基地として使われていたこの建物は、今年の8月27日にベトナムで唯一のサイゴン・ザーディン特殊部隊に関する博物館として正式に開館した。

同博物館は、サイゴン・ザーディン特殊部隊の勇敢な心と伝統的な価値観、1968年のテト攻勢で勝利し、南部の解放と国土の統一という輝かしい歴史的成果に貢献した沈黙の英雄たちへの愛と誇りを次の世代に伝えることを目的に設立された。チケット料金は1人5万VND。開館時間は、毎日午前7時から午後9時30分まで。チャンクアンカイ通り沿いにあり、バイク・大型車・バス専用の駐車場もあり、交通の便も良い。

「展示を見ると昔に戻ったような気分が味わえます。建物は古いですが、きちんと管理されていて居心地が良いです。遺物を目にし、史実を学び、戦士への憧れが深まりました。賢く勇敢で力強い戦士たちの戦いは語り継がれるべきだと実感しました」と博物館を訪れた若者は話す。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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