ソーセージではなく卵焼き!?作ってみたくなる新しい形の卵焼き

卵焼きはベトナムの若者にとって馴染みのある定番おやつ。街中では卵焼きを販売する屋台をよく見かける。最近では、タイ発祥の串焼き卵「カイピン」の調理方法にヒントを得たユニークな卵焼きを作る店が登場している。

材料は普通の卵焼きを作る時と同様で非常にシンプルだが、タイのカイピンは実はとても手間がかかる料理である。まず生卵に穴を開け、中身を取り出す。取り出した卵の中身を溶いて濾してから味付けをする。その卵液を小さな穴から卵の殻に戻し、蒸す。蒸し上がったら串に刺して炭火でじっくりと焼く。

現在ベトナムで流行っているのは、卵液を卵の殻ではなく、可食性のコラーゲンケーシング(ソーセージの原料を詰める袋)に入れて蒸し、出来上がった長い蒸し卵を短く切って串に刺し焼くという製法。卵はきれいな黄色味を保ち、香りが良く、ミニソーセージのよう。この製法により外はパリッと、中はふんわりとろとろの、独特の食感の卵焼きができる。

コラーゲンケーシングさえ入手できれば、家にある材料で楽しく作れる料理であることから、自宅で再現し完成したこの料理をSNSで披露する個人も続々と登場し、SNS上で話題になっている。見た目がユニークなだけでなく、本当に美味しいという意見も多く、ホームシェフたちは何千もの「いいね」を獲得している。とはいえ卵液をコラーゲンケーシングに入れて蒸す作業はなかなか難しく、工夫と忍耐と少しの運が必要。SNS上では何度作っても失敗してしまうという声もある。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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