緑で覆われたベトナムの大地に、鮮やかなピンク色のアヒルの群れによって描かれた大きなS字。偶然にもその形はベトナムの地図のようである。この写真がSNSで世界中に拡散され、祖国を離れ海外で暮らすベトナム人たちをホームシックにさせている。
この写真を撮影したのはアンザン省出身の写真家フイン・ダン・コアさん。彼は数枚の写真を撮影、公開しているが、数千羽のアヒルがS字を描く様子を捉えた写真はとりわけネチズンを沸かせている。「ピンク色のアヒルの写真は先週撮影されたものです。ティンビエンにあるチャース橋の近くの野原で写真を撮ろうと水牛を探していた時に偶然、野原を走っている奇妙な色のアヒルの群れに出会い、この瞬間を撮ろうと決意しました」とコア氏は話す。
同氏は「納得のいく作品を撮影するまでに3日かかりました。最も難しかったのは、アヒルが睡蓮畑から海岸までS字を描いて泳ぐ風景でした。その特別な瞬間を逃さないよう、すべてを忘れてただただ夢中でシャッターを押し続けました。この写真をSNSに投稿した後、多くの人に『合成写真だ』『AI技術を使っている』などと言われましたが、これは紛れもない自然な写真です」と断言した。
アヒルの所有者タオさんは、「アヒルが他の群れに迷い込むのを恐れ、数千羽のアヒルにペンキをスプレーしました」と話す。農家の人にとっては、自分のアヒルが群れからはぐれないようにするための単なる印。それが写真家のレンズを通し、一枚の芸術作品になった。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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