ソクチャン省産ベトナム米ST25が国際コメ会議で最優秀賞を受賞

フィリピンで11月28日~30日に開催された国際コメ会議と並行し、コメの品評会が開催された。今年の品評会には10カ国以上が参加し、30種の米サンプルが提出された。11月30日正午に発表された品評会の結果は、1位ベトナム米「ST25」、2位カンボジア米、3位インド米。ベトナム米ST25がこの品評会で最優秀賞を獲得するのは今回で2度目の快挙となった。

ソクチャン省産のST25は、特有の香りが印象的な「香り米」として知られている。ホー・クアン・クア氏、チャン・タン・フオン博士、グエン・ティ・トゥ・フオン博士らの研究グループによって開発され、2014年に品種試験、2016年に試験栽培が始まって以来、10年にわたり研究と栽培が続けられてきた。昔からある品種と比較し病気に強く、短期栽培に適した品種であり、1ha当たり最大7tの収穫量が見込める。ST25は塩分や硫酸アルミニウムを多く含む土壌でもよく育ち、メコンデルタの気候変動にも適応する。

国内の地形と気候に適したより栽培しやすいコメとして研究・改良されたST25は、ベトナム人の好みに適したより美味しいコメでもある。米粒は長く透明感があり、炊き上がったコメにはコメ本来の豊かな香りが残る。冷めても柔らかく美味しさが損なわれないのも高く評価される理由のひとつであろう。ST25の活躍により、ソクチャン省は国内有数の香り米の産地と認められるようになった。同時にベトナム米への評価も世界的に高まっているようだ。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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