【旅ログ】グッと近くなった港街ハイフォンを訪ねる<前編>

旅好き営業マン『カマタ』が独断で選んだベトナム北部のオススメスポットをご紹介するコーナー。大人の社会科見学や意外な穴場の観光地、また体力的にもキツい過酷な旅など……。ハノイから簡単に行けて意外に知られていない魅力的な場所をレポートします!

ハノイから高速で2時間 第3の街 ハイフォン

北部の港町として知られるハイフォンは、ホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第三の街。最近、高速道路が開通し、ハノイから車で2時間でいけるようになりました。週末の日帰り旅行には、もってこいの距離感。ならば、行くしかない!と、思い立ったはいいが、「ハイフォンといえば〇〇〇!」一体何があるだっけ?すぐに思いつかない……。それじゃあ、〇〇〇を探せばいい、という軽いノリで行ってきました。

今回の旅の総評
行きやすさ★★★★★
美味しい度★★★★
再訪したい度★★★★
冒険度★★

ハノイから列車でハイフォンへ

ハノイからハイフォンへは、列車で行くことができます。ハノイ駅発で所要時間は約2時間半。座席は、自由席、指定席、エアコン付き指定席の3種類から選べます。きっぷ売り場でパスポートの提示が必要となるので、忘れないようにしよう。また、列車本数は多くはないので、行き帰りの出発時刻を事前に調べておく必要がある。またハノイとハイフォンの間は、民間のリムジンバスも運行している。片道200,000VND。ハイフォン駅から徒歩1分くらいにあるバス会社にて発着しています。

ハイフォン市
首都ハノイから約100キロメートルの東南に位置するハイフォン。人口は約200万、ベト ナ ム 第3の都市である 。古くは紅河河口の小さな漁村だったが、10世紀頃から海上交通が始まり、15世紀には外国船が往来するようになった。1870年、阮朝が港を建設し、外国船と交易できる商館を設置し、海防のための兵力を駐屯させたことより、ハイフォン(海防)と呼ばれるようになった。フランス統治時代は、フランス海軍の極東最大の基地として、大きく発展した。街には多くのフランス風の建物が残っており、また、郊外まで足を伸ばすとドーソンビーチやカットバ島など豊かな自然がある。ベトナムの歴史とビーチリゾート、両方を楽しめる街として外国人から人気が高まりつつある。
朝6時にハノイ駅を出発し、ハイフォンには8時25分に到着!
チケットは片道8万ドン(400円)でエアコンが効いた指定席。リクライニングシートが備えつけられ、座席横には電源もついていてスマホ充電も可、驚くほど快適です。

トリコロールカラーの車両に、フランス風の駅舎のハノイ駅とハイフォン駅、車窓ののどかな風景はまるでフランスの田舎町を旅しているような気分でした。

さすがは、バイク大国ベトナム。列車には、バイクを積むことができるため、乗客がバイクに乗って、列車のプラットフォームを行き来する。
列車の本数は多くないので、のんびりしています。

フランス統治時代の1902年に建設されたハイフォン駅。

ハイフォン駅前の通り。ベトナム第3の都市なのに、大きなビルは建っておらず、のどかな雰囲気。

ドーソンビーチに行ってみた

ハイフォン市内からドーソンビーチに行ってみました。片道タクシーで30分くらい、200,000VNDかかりました。冬だったので、海水浴客はいませんでしたが、なだらかな海岸線は視界が広くとても気持ち良い感じです。ところどころにレストランもあります。ハイシーズンの週末には、多くの外国人観光客や地元の家族づれでにぎわうそうです。シュノーケリングできるスポットもあり、1泊ゆっくり楽しむことができそうです。

豪華で奇妙なリゾートとは…!?

SonDauResortという豪華で奇妙なリゾート施設があると聞いて、行ってみることにしました。大きな入場口の周りには誰も人がいないため、心配になりましたが、勇気をもって進むことに…ものものしいゴシック様式な建物が見えてきましたが、これはまだ建設途中。

ロココ調の異常に華やかな建物が現れたので入ってみると、こちらは営業中のホテルでした。ホテルロビーの華やかな雰囲気を写真は↓↓↓

ヴェルサイユもびっくりな豪華絢爛なロビー

こちらのホテルの客室はどんなになっているか見てみたいところでしたが、今回は残念ながら、見ることができませんでした。リゾート施設内には、フットボールのグランド、テニスコート、見たこともないくらい圧倒的に広大なレジャー用プールがありました。ハイシーズンにはどれくらいの来場客があるのだろうか?プール清掃のスタッフは何人くらいいるのだろうか?など、心配になりました。

芸術と取るか、卑猥と取るかはあなた次第…?

そして、小高い丘の上にある干支十二支のギリシア風石像。こちらは、出来上がった当時、ハイフォン市民から猥褻だとの指摘や議論があり、新聞を賑わせたそうです。現在は、道行く人からは見えないように、視線の高さに囲いがされていて、とても奇妙な状況でした。像はそれぞれ動物をモチーフにしたもので、「猥褻」だとか言われなければ、特に何も気にならないと思いますが、あえてそのような目で見てみると恥ずかしがっているようにも感じました。

こんなことする観光客がいるから「卑猥」と言われることに…

市内散策

レー・チャン将軍像

ハイフォン駅北側の公園には、女性将軍レー・チャン(Lê Chân)の銅像が建てられている。レー・チャン将軍は、紀元1世紀、「漢」に抵抗したハイバーチュンの戦いで活躍し、ハイフォンを開拓したことで有名な女性。

ハイフォン大聖堂

フランス統治時代に建てられたハインフォン大聖堂。屋根の色ととんがったいくつもの塔が配置されているのが特徴的。訪問時には中に入れなかったが、内装は美しく維持されている。

英雄記念碑

ハイフォン大聖堂の前に立つ「英雄記念碑」世のため、人のために亡くなった戦死者、殉職者、行方不明者を祀る慰霊碑。

小腹も空いたので、ハイフォンのご当地料理「Banh My Cay」を食べてみることに。

人気店の「Banh My Cay」

カリカリにあぶったパンにパテをぬって食べる。5本で10,000ドンととても安く、ちょっとしたおやつ。

おやつにピッタリ!

次回は、ハイフォンご当地ビールと料理のレポートを紹介!
ハイフォン・ドーソン旅行の後編はこちらから

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