グエンフエ通りの歩行者天国に最近オープンしたホーチミン市初の24時間営業の書店「Phuong Nam Bookstore」が地元住民や観光客の関心を集めている。多くの店舗や施設が午後9時〜10時頃に閉店するなか「眠らない書店」には、高まりつつある夜間の買い物需要に対応する、ナイトタイムエコノミーの推進剤となることが期待される。
同店は、昼夜を問わず人々が訪れることができる開放的な文化空間を提供する複合型書店を目指す。温かみのある照明と開放的なレイアウトで作られたモダンな空間は、休憩に立ち寄る人にとっても、読書に没頭したい人にとっても心地良い。24時間営業は単純な営業時間の延長ではなく「本や知識は、都市の生活リズムや活気に満ちたナイトライフとも共存できる」というコンセプトの提案を意味する。
残業を終えたビジネスマン、歩行者天国を散策する観光客、夜の街の喧騒を抜け出し静かな場所での寛ぎのひと時を求める人など、店には深夜から早朝まで絶えず様々な客が訪れる。「明るく照らされた書店に真夜中に足を踏み入れると、不思議な心地良さと安心感が得られる」と多くの人が口にする。閉店時間というタイムリミットがないことに対して街の人々は、利便性は勿論それ以上に、いつでも温かく迎え入れてくれる場所がある喜びを見出しているようだ。本の販売のみを目的としない眠らない書店は、商業的な役割を超え、文化拠点、都市生活者のパートナーとして早々に機能し始めているのかもしれない。
住所:Phuong Nam Bookstore – 12Bis Nguyen Hue St., Sai Gon Ward, HCMC

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