写真は(C) Farming Architects.から引用
11月初旬、米CNNでベトナム人建築家がハノイで手掛ける「エコバルコニープロジェクト」が紹介された。
このプロジェクトは、建築家のアン・ヴィエット・ズン氏(33)が「自然に優しいハノイ」をテーマに2017年に開始した。
ズン氏は、シンガポールやイスラエル、日本、エジプト、インドの大都市を調査後にプロジェクトに着手した。これらの都市で進められている都市部で路面や住宅の屋根の緑化や、日本でのオフィスビル屋内での田植えなどにも感銘を受けたという。
ズン氏はバルコニーにスチール製ラックを設置して、観葉植物や花、野菜などのプランターや、鑑賞魚の水槽などを置いた。水槽の水は植物が浄化し、さらに魚の排泄物は植物の栄養源となるなど共生環境を生み出した。ベランダに植物や水槽を置くことで屋内と屋外が融合するほかに、粉じんや騒音対策の効果もあるという。
エコバルコニープロジェクトは、現在もハノイやホーチミン市で拡大を続けている。
引用元:VnExpress 11月7日