中秋節が終わるとすぐに、タントイヒエップ区(旧12区)のカフェ「MÂM COFFEE」は、雪に覆われたヨーロッパ風の家へと変貌を遂げた。午前10時からと午後7時からの各1時間は5分間隔で人工雪が降り、真冬のヨーロッパにいるかのような気分が味わえる。若者たちは外の暑さなどお構いなしに、厚手のセーターやマフラーを身につけ、降り積もる雪の中で写真を撮っている。店内では高さ約2mのクリスマスツリー、山積みのプレゼント、暖炉、クリスタルのシャンデリアと温かみのある暖色の照明が、クリスマスらしいゴージャスで居心地の良い空間を演出している。
客のなかにはプロのカメラマン帯同で来店し、写真撮影、ポージングやアングルのアドバイス、衣装などを含めて200万VND以上費やし、2時間以上かけてじっくり写真撮影をする人もいる。同カフェの凝った演出は、SNS社会を楽しむ若者だけでなく、小さな子供連れのファミリー層の集客にも役立っている。エンターテイメント性抜群でありながらドリンクの価格は1杯約8万VNDとリーズナブルで好感大。オープン当初と比べれば混雑もやや緩和され、クリスマス気分を味わいながらゆったりと過ごすことができるようになった。
一年中温暖な気候が続くベトナムのビジネスオーナーたちは、ドリンクだけでなく視覚的な体験を通して季節感を演出し、常に若者たちを楽しませている。イルミネーションや人工雪を使うカフェは他にもあるので「太陽の下で過ごす冬」を探してみては。
住所:26F6 DN6 St., KDC An Suong, Dong Hung Thuan Ward, HCMC

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
































