2014年に多くの消費者を夢中にさせたコカ・コーラ社の「Share a Coke」キャンペーン(日本では「ネームボトル」キャンペーンとして知られた)が10年以上の時を経て、「名前からつながる」というフレーズとともにベトナムで復活した。熱狂的な盛り上がりをみせた当時の様子を想起させつつ、コミュニティとのつながりが一層強化され、パーソナライゼーションの需要が高まった現代の消費者に合わせてバージョンアップされた同マーケティング戦略が今再び注目を浴びている。
コカ・コーラ社は今回ボトルのラベルに印刷する名前の種類を拡大。120種以上の名前と30種以上の苗字を採用した。また「怠け者協会」「金魚脳協会」「年収500万協会」「私たちにはお互いが必要」など、SNSで話題のフレーズを追加し親近感を持たせることで、現代の若者の心を的確に掴むことに成功している。またよりパーソナライズされた体験を提供するため、同社はスーパー、コンビニ、映画館、学校など、全国約100か所に「コカ・コーラを飲もう -好きな名前を作ろう-」カウンターを設置。さらに消費者が自分の名前やニックネームを印刷したオリジナルのコカ・コーラ缶を作成することができるマイクロサイトも用意している。
多くの若者が、自分の名前や友人の名前が印刷されたコカ・コーラのボトルを収集し、写真や動画をSNS上で共有している。またこれに関連したミームやユニークなボトルをテーマにしたコンテンツも多数作成されている。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!