商工省貿易保護局によると、国内で熱延鋼板を生産しているのは2社で、年間生産能力は860万トンとなっている。熱延鋼板の国内需要は年間約1300万トンで、輸入に頼っているのが現状だ。
統計総局によると、年初9カ月における鉄鋼の輸入量は前年同期比31.7%増の約1230万トン、輸入額は同19%増の約89億7000万米ドル。1トン当たりの平均輸入価格は同9.7%減の約729.5米ドル。
中国からの鉄鋼輸入は約820万トン、輸入額は約56億米ドルで、輸入量全体の62%、輸出額の54%を占める。商工省は、インドおよび中国産の熱延鋼板に対する反ダンピング(不当廉売)調査を決定、国産品と輸入品の公正な競争環境を確保するのがねらい。ベトナム鉄鋼協会によると、鉄鋼生産でベトナムは年間生産能力3000万トンで世界12位、ASEANではトップとなっている。
※引用元:Kinh Te Sai Gon 10月24日
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