青果物の輸出、品質向上が課題

ベトナム青果物協会（VINAFRUIT）によると、上半期における青果物の輸出額は前年同期比28％増の約34億米ドルと好調だ。年初5カ月の主な輸出相手国は中国（前年同期比33％増の約17億米ドル）、韓国（約1億3600万米ドル）、タイ（約7450万米ドル）で、年初5カ月の輸出額は前年同期比30～60％増となった。

ベトナム産ドリアンは、中国市場で支持されており、4月には対中ドリアン輸出量でベトナムが初めてタイを上回った。冷凍ドリアンの対中輸出についても、両国間での交渉がまとまり、早急に輸出協定が締結される見込みだ。

一方で、中国が原産地証明や食品安全、動植物検疫などに関する輸入基準を引き上げたことや、中国に輸出した農産物に対して中国側から品質の警告が続いていることから、ベトナム側の輸出企業の品質向上と規定の厳守が今後の課題となっている。

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