海外旅行に行った気分になれる「まるで日本」「まるでヨーロッパ」のような撮影スポットはこれまでに何度も発見され、その度にSNS上で注目されてきた。今回は、遠くにアルプス山脈を思わせる高い山々が見え、緑豊かな自然に囲まれた草原でリラックスする人々の写真がSNSに投稿され、「このスイスのような場所はどこなのか?」と多くの人が関心を寄せた。
ベトナムにいながらにしてスイスにいるかのような写真が撮れるこの場所は、人気観光都市であるラムドン省ダラット市の3区にあるカフェであることが判明。「まるでスイス」な風景がSNSで広まり、このカフェは多くの人に知られるようになったが、実はこの風景写真が撮影されたエリアは小さな草原で、写真で見るほど広大ではない。さらに背景の木々や山々は、実際の風景ではなく、巨大な布に印刷されたもの。印刷物とわからないよう、地面に触れる部分は植物で覆い隠されている。またリアルな風景を演出するために、周辺には人工の土塊も設置されている。
布製の背景と人工の山を使用しているという情報が明らかになると、SNS上では議論が巻き起こった。多くの人が、ダラットをはじめベトナムには美しい景色がたくさんあり、それぞれの地域には独自の美しさがあるため、他国の風景を模倣する必要はないと主張している。一方で、カフェのオーナーの斬新なアイデアと遠くに行かずともスイスにいるような感覚が楽しめる点を評価する声やサービスの質が良ければ問題ないという声もある。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
