近年日本の「おまかせ」料理のコンセプトが「OMAKASE」として東南アジアを中心に海外に広まっている。「OMAKASE」は、カウンター席に座り、料理人が料理を作る様子を見ながら、料理人が選び直接提供してくれる食事を楽しむという贅沢な食事体験を指し、日本語の「おまかせ」よりもやや限定的な意味で使われているようだ。ベトナムでもOMAKASEを導入した飲食店が登場し、多くの食通に愛されている。
この潮流に乗り、最近では高級おまかせ弁当も登場している。ある一人の女性が自宅から注文した日本円にして1万円近くする高級おまかせ弁当についてSNSに共有し、大きな反響を呼んでいる。この弁当はホーチミン市1区でおまかせコースを提供している寿司・日本料理店「Roka Fella」が販売するテイクアウトメニュー「Roka Saikou Don」(185万7000VND)。小さな正方形の容器の中には白米、温泉卵、イクラ、フォアグラ、和牛、トリュフ、ウニといった高級具材が敷き詰められている。
この弁当を実際に食べた人は「店で食べるのと変わらない高品質の料理が家で食べられる」と評価したものの、「高級食材ではあるが時間が経つと臭みが出て、弁当全体の品質が著しく低下する」「200万VND近くするにもかかわらず、弁当も容器も見た目が質素で価格に見合わない」「おまかせ料理を自宅にデリバリーすることが、この食事スタイルの価値を下げている」など多くの否定的な意見が聞こえている。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
