ビンディン省で幸運のシンボル、シロナガスクジラが多数目撃される|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

ここ1か月程ビンディン省のデジビーチ周辺で、シロナガスクジラが目撃されてきた。地元の人々によると、デジビーチでは毎年、周辺海域を回遊するシロナガスクジラを目にすることができるが、見られるのはほんの数日のみ。この周辺の海域にクジラがこれほど長く留まるのは今年が初めてだという。シロナガスクジラはホンチャウ、デジ、カットカン、フーカットなどのエリアで継続的に目撃されている。

これを聞きつけた多くの観光客が、クジラを間近で撮影しようとホンチャウ・ブンボイ地域を訪れ、船をチャーターしている。大きなシロナガスクジラが海岸近くで餌を追いかけて泳ぐ様子、口を開けてイワシの群れを飲み込むクジラと、クジラが追いかける魚の群れを狙い、無数のカモメがその上空を飛び回る様子などが写真に捉えられている。海の真ん中でブリーチングするクジラを間近に見るのは観光客、特に子供たちにとっては憧れ。クジラの出現によりツアーに参加する観光客の数も急増し、地元の観光業も潤いをみせている。尚ツアーはホエールウォッチングを専門とするものではないので、クジラが見られる保証はなく、見られるかどうかは運次第。

きれいな海水と、群れにとって十分な量の餌がある場所に生息するシロナガスクジラ。平均的なクジラの成獣は、1日あたり約4トンの食料を消費する。地元の漁師は、クジラは人間のような思考・感情を持つ「神の魚」であると考えており、デジの海岸にクジラが出現することをとても幸運なことだと考えている。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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