犬食・猫食文化に反対する女性が500匹以上の犬猫を自費で保護飼育|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

ホーチミン市ホックモン郡郊外の静かな土地に犬猫の保護施設がある。クエンさんはこの場所で何百匹もの犬猫を我が子のように世話している。

6年にわたりクエンさんは犬猫の飼育費と保護施設がある2000m2の広大な土地の賃料に自身の資産を費やしてきた。これまでに保護した犬猫の数は500匹以上。高い壁で囲まれた保護施設には、動物たちのベッドや防水シートなどが設置されている。

6年前に家族で飼っていた犬が行方不明になり、食肉処理場、肉屋、市場などを探し回ったが、みつけることができなかったというクエンさん。「うちの犬を探している間、檻に閉じ込められ殺されるのを待つたくさんの犬を見たのをきっかけに、犬猫を救い始めました」と話す。犬猫を保護する資金を得るために、クエンさんは毎日フーティウを売り、自身の食費を切り詰めてきた。

当初は自宅で飼育していたが、近隣に影響を与えることなく多くの犬猫を飼育できるよう土地を借りた。食肉処理場の飼育環境は悪く、犬猫は病気、栄養不足、精神衰弱の状態にあることがほとんど。治療が大変なだけでなく、治療の甲斐なく死亡することもある。独学で学び、今では獣医に行くことも少なくなったという。餌は一日に約65kgの米、約20kgの肉と魚。ボランティアスタッフと夫のソンさんがサポートしてくれる他、残飯を分けてくれる馴染みのレストランもある。「今面倒をみている犬猫がみんな老衰でいなくなるまでは世話を続けます」とクエンさんは笑顔で答える。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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