ザライ省プレイク市「スリープ・ツーリズム」で観光需要急上昇

気候変動やパンデミックといった世界的な変化とともに、旅のかたちも変化してきた。「グリーン・ツーリズム」「ステイケーション」などはすっかり耳馴染みのある言葉になったが、昨年頃から若者を中心に「スリープ・ツーリズム」への注目が高まっている。スリープ・ツーリズムとは、良質の睡眠をとることに特化した旅行プログラム。世界各国の宿泊施設・観光施設が、眠るために旅に出ることを選択する人々に向けて、専用の客室や宿泊プランを用意している。

ベトナムではスリープ・ツーリズムの流行を受けて近年、多くの旅行者がザライ省プレイク市に足を運んでいる。自然豊かな風景、ユニークな郷土料理、快適な気候が揃った同市は「最も眠れる都市」「健康の街」として知られている。一番の理由は、年間平均気温23℃、夏場の最高気温33℃、冬場の最低気温8℃と、一年中比較的快適に過ごせる気候の良さにある。山地だけに低温ではあるが、酸素が薄くなる程に標高の高い土地でもなく「心地良い涼しさ、自然の山々と新鮮な空気に包まれたプレイクでは、誰もが穏やかな眠りに誘われてしまう」と地元住民も観光客も太鼓判を押す。

とはいえ、せっかくプレイク市を訪れたからには、まったく観光をしないのも勿体無い。プレイクの中心地から7km程に位置するビエンホー湖は、中央高地で最も美しい湖のひとつ。夏には茶畑の詩的な風景が広がり、12月~3月には美しい高原にコーヒーの花や野生のひまわりが咲き誇り、多くの観光客を魅了している。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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