遠方で働く母を訪ねて280キロ自転車旅行を計画した小学生らを保護|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

自転車で200km以上を旅しようと試みた4人の5年生の少年らが無事保護された。11月16日午後、学校が終わると小学5年生の少年4人は、ソクチャン省からビンズオン省までの約280kmの道のりを自転車で旅する計画を実行。少年らは、夜道を照らすための懐中電灯、虫避けにするつもりだったという毛布、釣り竿、ライター、5万VNDを携帯していた。YouTubeのサバイバル動画を真似て、それらの道具を持ち出したという。

少年らの動機は、母親に会いに行くこと。4人のうちの1人の少年の母親はビンズオン省で働いている。母親に会いたくなった少年は、親友3人を誘って自転車でビンズオン省を目指した。4人の少年らが放課後になっても家に帰っていないことに気付いた家族は、ソクチャンの地元当局と周辺の人々に連絡。4人の少年の身を案じた家族、親戚、近所の人々、通報を受けた地域警察は間もなく少年らの捜索を開始した。情報を受け取ったカントー市の交通救助隊も車で捜索にあたった。

日没後も捜索は続き、午後11時頃、交通救助隊はカントー市フートゥ区カイサウ橋の横にあるバナナの茂みの下で寝ている少年らを発見し保護。ソクチャンから約40kmの距離を自転車で走り、疲れ果てて休んでいたものと思われる。翌日午前1時頃、少年らは無事に帰宅。地元ではソクチャン交通警察が待機していた。このニュースに「無事でよかった」「ご両親にもこってり叱られ、一生の思い出になっただろう」などの声が寄せられている。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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